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Author:筑後国造 遺跡、特に古墳、山登り、地図そして高いところが大好き。郷土の先人、筑紫国造磐井様より一部名前を拝借しております。
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最後の壁面については、以前解析したことがありましたが、
それが十分で無かったことが、国造様の画像ではっきりとわかりました。
当時は下半の部分を、塗り残しで描いた靫が二個並列したものと見てましたが、それは部分的な模様を捉えたに過ぎず、さらに外側まで靫鰭の部分が伸びた巨大な二個の靫を並列したものだったようですね!
右壁の二個の靫の内、左側の大きい方と塗り分け方が一致しているようです。
幾何学文がクロースアップされる当古墳ですが、実は奥壁以外の側壁は器物文に溢れている点、王塚古墳や日ノ岡古墳の特徴と一致して注目に値しますね。
精査すればまた新たな文様が見つかるかもしれません。もっと詳細な調査が必要な装飾古墳と再認識しました。 見事な復元画像感謝します。
丁度右壁の文様と左右対称配列になっており、玄門寄りの靫は、中の相似図形を中抜き(赤縁取りで内部は塗り残し)、羨門寄りの靫は、中の相似図形を塗りつぶして描いているようです。
作者のこだわりの強さも感じさせる配列ですね。
またここを探訪したくなりました。
でも、先日訪れた際は、石室内にへ〇が多数・・・
何枚か写真を撮ったら早々に退散。梅雨時は条件が良いのですが・・・