夏は山歩き、秋から春は古墳中心の遺跡巡り。主に筑後地区ですが、いつかは、全国へ・・・

神功皇后伝承と古墳 聖母宮 決戦いくさば  

「山門郡大塚の里に、土蜘蛛田油津媛退治の節、此の里に軍ありし故に邨名を久佐婆、今草場と書云う」と香椎神社の由緒にあります。
神功皇后軍と田油津姫の戦いの場、戦場(いくさば)が転じて久佐婆、そして草場になったと考えられています。
明治9年、大塚村と草場村が合併し大草村となり、現在の大草となっています。

みやま市瀬高町大草(旧草場村)

聖母宮(草場) 

御祭神:神功皇后・応神天皇

鳥居
草場聖母宮 (1)

神橋と楼門
草場聖母宮 (3)

拝殿
草場聖母宮 (2)

激しい戦場となったのを想像できない、田園地帯ののどかな神社です。
草場聖母宮 (4)

この聖母宮にも御神幸行列がありました。「草場行列(どんきゃんきゃん)」と呼ばれ、昭和45年まで行われていたようです。
しかし、鷹尾神社や廣田八幡神社と異なり、行列の出発は座元からとなっていました。


さて、戦いは即座に神功皇后軍が田油津姫を討ち取ったとなっています。

一方、死闘となり、武内宿禰の活躍により辛くも神功皇后軍の勝利となったという説もあります。

『いよいよ戦が始まりましたが、両軍とも互いに死力を尽くして、なかなか勝敗がつきません。陽は西に沈みました。その時、田油津媛は皇后の陣に使いを送って「明朝一番鶏の鳴くまで一時休戦しよう。」と申し入れました。
皇后もこれを承諾しました。ところが、田油津媛の軍は女山に数メートルもある城壁を築いているのです。あと西南の隅を残すだけになっていました。
多くの人々を使って、高田町の飯江から堅固な巨石を運ばせて、残りの城壁を作りあげようとしているところでした。
このことを知った神功皇后の軍は「今、何とかしなければ不利になる。」と急いで軍儀を開き方法を考えました。
その時、軍の参謀である武内宿禰が、竹皮で作った二つの笠を両手で持ってたたき合わせ、鶏の羽ばたきに似せ、鶏の鳴き声を巧みに真似てみせました。
この方法を実行しますと羽音、鳴き声に付近一帯の鶏ははや夜が明けたかと鳴き合わせたので、工事途中の田油津媛軍は驚いてあわてふためき、防ぐかまえもそこそこになりました。
そこで、待っていましたとばかりに、皇后軍が一気に攻め入りましたので、土蜘蛛軍は敗走して田油津媛はとうとう戦死してしまいました。』

(ふるさとの昔ばなし:瀬高の民話と伝説より)



戦場の東に女山。
IMG_0475 (800x289)

女山の神籠石

女山神籠石 (1)

女山神籠石 (2)

長谷水門
女山神籠石 (3)

神籠石周辺の古墳

山内古墳群

1号墳
山内古墳群 (2)

2号墳
山内古墳群 (1)

相撲場古墳群

鶏塚
相撲場古墳群 (2)

3号墳(仮称)石室
相撲場古墳群 (1)
コメント
No title
お久しぶりです。
いつも興味深く拝見させて頂いています。

今回の神功皇后のお話は大変勉強になります。
土蜘蛛田油津媛との壮絶な戦いなど歴史の面白さと厳しさを考えさせられます。

神籠石については皇后(こうごう)石が変化したものと習った記憶がありますが、どうなんでしょうね?

神籠石(城)にはどんな建築物がそびえ立っていたのか?
神籠石(城)ではどの様な暮らしがあったのか?

興味はつきません。

ありがとうございました(^^)


2017/09/06(水) 23:10 | URL | 今ではおっさん #X.Av9vec[ 編集]
今ではおっさん さんへ
いつも、ご拝読ありがとうございます。

神籠石には、名称の混同、築城目的等、様々な説があり、謎の解明に興味をそそられます。
特に、女山には、たくさんの古墳、横穴もあり、まだ半分も対面していません。この冬に計画をしています。

また、神功皇后を初め、伝説と思える事象が伝承として、多くの地区に残っていることもまた謎で、今回取り上げてみました。
まだまだ、書ききれていませんので、これからも少しずつ取り上げるつもりです。

これからもよろしくお願いします。
2017/09/07(木) 09:21 | URL | 筑後国造 #-[ 編集]
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Author:筑後国造
遺跡、特に古墳、山登り、地図そして高いところが大好き。郷土の先人、筑紫国造磐井様より一部名前を拝借しております。

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